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ゆうすけ先輩の話(2018年度卒)





入塾のきっかけ。

僕と公営塾との出会いは、開塾当時の塾長さんに誘っていただいたのがきっかけです。


高校生が自分たちの住む島の魅力を発信するという石垣市の取り組みに参加していて、渋谷のロフトで石垣島をPRするイベントをさせてもらった時「公営塾を夏から開くから是非来てみないか」と言われたのがきっかけでした。その時に渡されたチラシを見て「大学入試に役立つこと以外でも学べそうだな。」と感じたのと、当時の塾長さんがすごく色んなチャレンジをされていて、人脈も広い方だったので、「こんなに面白そうな人が塾長なら、いろんな世界を見ることができそうだな。」と思い、入塾を決定しました。


あと、一般受験で大学に行こうとは思っていなかったので、自分のアピールポイントにできるような経験をこの塾では積めそうだなと直感で思いました。






講師と生徒が言い合える信頼関係。


講師のみなさんは全国に広い人脈を持っている方ばかりで、そんな講師が毎週ゲストスピーカーを招いてくれました。その時間がすごく好きでした。普段石垣島では関われないような、全国で活躍されている方の話を聞けたことで、「こうゆう働き方もあるんだ」と視野を広げてくれました。長島さん(初代塾長)、住吉さん、谷上さんという講師の方達も、プロジェクトをサポートしてくれる身近な大人の人という立場で接してくれて、先生というよりかは人生の先輩のよう。僕の想像していなかった働き方をしていて、僕はキラキラした目で見ていたと思います。


ちなみに、僕はその場には居なかったんですけど、プロジェクトを進めていく上で生徒と講師の方とが言い合いをするなんて場面もありました(笑)。その話を聞いた時に、僕たち高校生と同じ目線で意見をぶつけてくれるっていうその講師の方々のスタンスにすごく感動しました。親以外の大人と言い合いをするなんて学校の先生とでもなかなか無いじゃないですか。


そんなまっすぐにぶつかってきてくれる大人の方々が、答えを教えてくれるのではなく、「こうゆうのはどうかな?」と一緒になってプロジェクトの成功や自分自身の未来を考えてくれたのは、今でもすごく支えになっています。



誰かと何かを成し遂げる楽しさを知った。


僕は元々衝動的に動いたり、先に一歩踏み出すことが得意で、一人でも進むタイプなんです。公営塾で映像作品の制作をした時、みんなのモチベーションもちょっと差があったりとか、みんなの得意不得意もそれぞれで、周りの人たちとチームで動く中で周りに仕事を振る難しさや、個々のモチベーションを維持する難しさに直面しました。

作品が完成した時の「自分一人では完成しなかったな」という、誰かと何かを作り上げた達成感や楽しさは忘れがたく、何より自身の成長を感じました。




大学生の今。支えは塾での成功体験。


今、僕は大学2年生です。2020年は新型コロナウイルスの影響で大学の授業がオンライン授業になったため、学びの質には個人的にあまり満足できませんでした。でもその間に様々なことを考える時間もでき、来年度は大学を休学して1年間インターンとアルバイトを両立することに決めました。


住む場所も新しく、石垣島の知り合いづてに紹介してもらったところで下宿生活がスタートします。石垣島が好きな方のお家の一部屋にお邪魔するんですが、家族みたいな生活でこれからが楽しみです。


こうして大学生になっても、公営塾で学んだことや経験したことは様々な場面でモチベーションになっています。公営塾の映像作品の制作プロジェクトを取り組んだ時、クラウドファンディングで制作費を募ることに成功しました。このことはプロジェクトにとっては勿論、自分自身にとっても、「できない」と思っていたことを「できる」に変えることができた、すごく大きな成功体験です。




あなたにとって公営塾とは?


学校や部活の場よりも、友達とさらに深い話ができたりとか、何かしらみんな目標を持って入ってきているなと感じる環境でした。


公営塾に入塾する生徒の共通点として、みんなよく考えていて自分の意見を持っているというところがあります。普段話さない子でも、意見を求めると面白いアイディアを出してくれて、みんなでそのアイディアを実現しよう動き出したり。ひとつひとつのプロジェクトに取り組んでいる日々はすごい大変だったけど、その後の達成感はすごかったです。


僕にとって公営塾は、学校でもなく、家でもなく、サードプレイスのような「3つ目の自分の居場所」です。









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